2018年11月22日

平成21年、平成24年及び平成27年の航空工場検査員国家試験の試験問題(飛行指示制御装置、統合表示装置)の解答に誤りがありました。

平成27年の解答誤りのあった試験科目について改めて採点を行ったところ、個別科目の合否及び最終的な合否には影響はありません。
平成21年、平成24年の解答用紙は保存期間を経過しているため、影響の確認ができません。
また、平成13年の航空工場検査員国家試験の試験問題の解答の写しに誤りがありました。ただし、平成13年の試験問題・解答・受験者の解答用紙は保存期間を経過しているため、影響の確認ができません。

受験者をはじめ関係各位には、本件により御迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。経済産業省としては、平成30年に過去問題の検証を行ったにもかかわらず、今回の事案が発生したことを重く受け止め、今回、誤りが発覚した2種類の試験問題について、早急に徹底した再検証を実施してまいります。

1.航空工場検査員国家試験について

  1. 航空機製造事業法に基づき、航空機等の製造事業者等は、生産技術の水準を維持させることを目的として、認可を受けた方法により製造又は修理が行われたことの確認又は証明を行わせるため、航空検査技術者(航空工場検査員国家試験に合格した者)を選任することとされています。

  2. 航空工場検査員国家試験は航空検査技術者の職務に必要な知識について試験を行うものであり、毎年実施しています。

2.解答誤りの内容、過去問題検証委員会委員名簿

別紙1,2参照

平成21年の航空工場検査員国家試験の概要

平成21年10月8日及び9日 試験実施
平成22年1月27日 合格者発表 受験者数396名(合格者数130名)

平成24年の航空工場検査員国家試験の概要

平成24年10月11日及び12日 試験実施
平成25年1月15日 合格者発表 受験者数387名(合格者数135名)

平成27年の航空工場検査員国家試験の概要

平成27年10月8日及び9日 試験実施
平成28年2月26日 合格者発表 受験者数461名(合格者数147名)

3.今後の対応

受験者をはじめ関係各位には、本件により御迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。経済産業省としては、平成30年に過去問題の検証を行ったにもかかわらず、今回の事案が発生したことを重く受け止め、検証にあたっては、(1)解答の根拠を含めて確認する、(2)過去に試験作成や校閲に携わっていない者が確認する、等の対策を図り、今回、誤りが発覚した2種類の試験問題について、早急に徹底した再検証を実施してまいります。

関連資料

担当

製造産業局 航空機武器宇宙産業課長 畑田
担当者 海老原、但馬、杉浦
電 話:03-3501-1511(内線3841~6)
03-3501-1692(直通)