平成30年9月28日
農林水産省


林野庁は、平成17年度から、木材を利用することの意義を広め、国産材利用を拡大していくための国民運動として、「木づかい運動」を展開しています。
特に、10月は「木づかい推進月間」としており、今年も様々なイベントが全国各地で開催されますので、是非御参加頂き、「木」のある暮らしを送ってみましょう。

1.概要

日本は国土面積の約3分の2を森林が占める、世界でも有数の森林国です。森林面積の約4割は人が木を植えて育てた人工林で、現在、戦後に造林された多くの人工林が、本格的な利用期を迎えています。人工林の資源量は年々増加しているにもかかわらず、十分に使われていないのが現状です。
木材を使うことは、「伐って、使って、植えて、育てる」という人工林のサイクルの一部です。十分に成長した木を伐って使い、また新たに苗木を植え、育てていくことで、未来につながる森林の持続的なサイクルが保たれます。 林野庁では、木材を利用することの意義を皆さんに知っていただき、暮らしの中に国産材製品を取り入れて、日本の森林を育てる運動として、「木づかい運動」を展開しています。今年も、10月を「木づかい推進月間」として、各地で様々なイベントが集中的に開催されます。

「木づかい運動」の詳細については以下のホームページを御覧ください。

http://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/top.html

2.実施期間

平成30年10月1日(月曜日)~31日(水曜日)

3.実施主体

林野庁、関係省庁、地方公共団体、関係団体、NPO法人等

4.具体的な取組内容

(1)推進月間中の主なイベント等

木づかい推進月間中に開催されるイベント等の主なスケジュールについては、末尾の<添付資料>「平成30年度木づかい推進月間中の主なスケジュール」を御参照ください。

注) その他、各都道府県等が実施主体となり、全国で様々なイベントや普及活動が行われます。木工ワークショップなど、参加型のイベントも多数あります。イベントについては、「木づかい・木育イベント情報」のページ(http://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/event/Sep2018.html)を御参照ください。

(2)アンテナショップにおける取組

本年度の木づかい推進月間には、各都道府県や店舗等の協力により、複数の都内アンテナショップでの木づかいイベントが実現。多くの方に各地の地域材の良さを触れて感じていただけるよう、地域材を活かした製品の展示・販売や空間の御紹介を予定しています。
詳細は「木づかい推進月間」のページ(http://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/gekkan.html)から御覧ください。

(3)広報誌への記事掲載

林野庁情報誌「林野-RINYA-」9月号に、特集記事「未来に貢献する、木づかい」を掲載しました。木材を利用することで、日本の森林や地球環境のことを意識してもらうよう進めてきた木づかい運動ですが、最近では、地球環境に加え、社会貢献などにも配慮したモノやサービスを積極的に利用する「エシカル消費」という言葉も耳にするようになりました。特集では、エシカル消費と木づかい運動との関係性や、企業の木づかいの取組について御紹介したほか、木材の利用拡大に向けた企業連携の取組について御紹介、また全国で開催される木づかいのイベントについて取り上げています。掲載記事は以下のリンクを御参照ください。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kouhou/kouhousitu/jouhoushi/3009.html

参考

木づかいブックでは、身近に使える木製品や訪れてみたい木の施設を御紹介しているほか、木の良さや木材を利用する意義についても御紹介しています。
ブックの全体版は以下のリンクを御参照ください。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/kidukai_book2017.html

<添付資料>
平成30年度木づかい推進月間中の主なスケジュール(PDF : 75KB)

お問合せ先

林政部木材利用課

担当者:消費対策班 道明、田中
代表:03-3502-8111(内線6122)
ダイヤルイン:03-6744-2298
FAX番号:03-3502-0305