平成27年10月3日

法教育 in 赤レンガ

 平成27年10月3日(土),第56回「法の日」週間記念行事として,「法教育 in 赤れんが」を法務省赤れんが棟等において開催しました(法務省・最高検察庁主催)。本年度も,「法教育」をテーマに様々なイベントを実施し,当日は,前年を大きく上回る450名を超える来省者をお迎えしました。

※「法の日」とは
 国民の皆様に,法の役割や重要性について考えていただくきっかけとなるように,昭和35年6月24日の閣議了解により,毎年10月1日を「法の日」と定められました。

「※法教育」とは
 専門家ではない一般の人々が,法や司法制度について理解を深め,法的なものの考え方を身に付けるための教育です。法務省は,全国の学校に職員を派遣し,法教育授業を実施するなど,法教育の普及・促進に力を入れています。

小・中学生向けプログラム

ルールづくり体験!~不思議な森でホウリス君とルールを作ろう~


ルールづくり体験の様子

 小・中学生向けイベントとして,「不思議な森の中の公園で,みんなが大好きなすべり台やブランコをめぐってけんかが発生!どんなルールを作るといいのかな?森の動物と一緒に考えてみよう。」という題材で,良いルール・悪いルールについて考える参加型イベントを実施しました。

検察官による模擬取調べ実演


模擬取調べを実施している様子(右:検察官,中央:検察事務官,左側:被疑者役)

 
 本物の検察官と検察事務官が,被疑者の取調べを再現するとともに,検察官や検察庁の仕事について説明しました。
 ふだんは会うことができない検察官に参加者は興味津々で,当日は,たくさんの質問が出ました。
 さらに,参加者の中には,検察官に指導してもらいながら,検察官役として取調べを体験した小学生もいましたよ!


  • 検察官の指導を受けながら,参加者も取り調べを体験!

高校生・一般向けプログラム(1)

少年院の教育プログラム体験&高橋みなみさんとのトークイベント


参加者もコオーディネーショントレーニングを体験しました!

 少年院の少年たちは,どのような授業を受けているのか。
 参加者は,帯広少年院の教育プログラム「コオーディネーション・トレーニング」を体験しました。
 プログラム終了後は,法務省矯正支援官の高橋みなみさん(AKB48)が登場し,「いまどきの若者考」というテーマで,トークイベントを開催しました。
 高橋みなみさんには,AKB48総監督としての経験をもとにしながら,多くの若者をまとめる心構えを披露していただきました。


トークイベントの様子(高橋みなみさんは,写真左から2人目)

高校生・一般向けプログラム(2)

プロと一緒に模擬裁判


模擬裁判で証拠を示す検察官(写真中央左)

 プロの法律家(裁判官,検察官,弁護士)とチームを組んで,強盗事件を題材に模擬裁判を体験しました。
 有罪か無罪か,検察官と弁護士の主張は真っ向から対立します。
 それぞれの主張を聞いた後,参加者はグループを作り,被告人が有罪か無罪かを議論しました。
 イベントには,上川陽子法務大臣(当時)も登場し,参加者の真剣な議論の様子を見学されました。
 


上川陽子法務大臣(当時)も参加者の議論に興味津々

法教育以外のイベント(事前申し込み制)

映画『HERO』撮影見学ツアー


完成報告会見の場所で記念撮影

 木村拓哉さんが検察官を演じた,映画『HERO』ゆかりの場所をご案内しました。
 職員の解説を聞きながら,映画『HERO』完成報告会見で使用したサンクン広場で記念撮影!
 グループでおそろいのTシャツを着て来られた方もいらっしゃいました。
 

法教育以外のイベント(当日参加可能)

 事前申し込みが必要なイベントの他にも,赤レンガ棟内の法務史料展示室,法テラスによるクイズコーナー,少年鑑別所で使用されている性格検査が受けられるコーナーを設けるとともに,刑務所作業製品の展示即売を実施しました。

法テラスによる広報の様子(写真右側にはクイズコーナーを用意しました)


刑務所作業製品の即売(法務省の地下では,全国の刑務所で作られた製品が販売されています)