2019年10月2日
松本経済産業副大臣は、10月1日、ドイツに出張し、IEA(国際エネルギー機関)及びドイツ経済エネルギー省の共催による、「再生可能エネルギーの系統統合に関する国際閣僚会議」に出席しました。会議では、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた日本の課題や対応の方向性について講演を行い、パネルディスカッションに参加しました。また、IEAビロル事務局長の他、各国閣僚等と会談を行いました。
1.再生可能エネルギーの系統統合に関する国際閣僚会議
IEA及びドイツ経済エネルギー省が共催した今回の会議は、再生可能エネルギー導入拡大に向け、主に系統統合に主眼を置いた革新的な取組や最新の知見を共有することを目的に開催されました。
同会議には、アルトマイヤー・ドイツ経済エネルギー大臣やIEAビロル事務局長など、世界の再生可能エネルギーの導入拡大を牽引する国・国際機関のトップを始め、世界各国から、政府・民間企業関係者が、200名以上参加しました。
日本からは松本経済産業副大臣が参加し、日本における再生可能エネルギー導入の現状や、コストや系統制約等の主力電源化に向けた課題とその克服に向けた対応について講演を行いました。また、スウェーデン、タイ、ポーランド、モロッコのエネルギー担当閣僚及びラ・カメラIRENA(国際再生可能エネルギー機関)事務局長とともにパネルディスカッションに参加し、活発な議論を行いました。
- 松本副大臣による講演
- パネルディスカッション
2.エネルギー担当閣僚等とのバイ会談
今回の会議に参加したドイツのファイヒト経済エネルギー省次官、ポーランドのドンブロフスキ・エネルギー副大臣、IEAビロル事務局長及びIRENAラ・カメラ事務局長と会談を行いました。
- ドイツ ファイヒト次官とは、蓄電池を活用した電力系統安定化に関する共同実証プロジェクトの進展を歓迎しつつ、今後の水素分野での協力について意見交換を行いました。
- ファイヒト次官との会談
- ポーランド ドンブロフスキ副大臣とは、電力系統安定化に関する共同実証プロジェクトの進展を歓迎しつつ、クリーンコール技術分野での今後の協力、また同国が議長国を務めるIEA閣僚理事会に向けた協力について、意見交換を行いました。
- ドンブロフスキ副大臣との会談
- IEA ビロル事務局長とは、サウジアラビアの石油基地停止に対するIEAの対応を評価するとともに、IEA閣僚理事会に向けた日本の協力について意見交換を行いました。
- ビロル事務局長との会談
- IRENA ラ・カメラ事務局長からは、これまでのIRENAの活動に対する日本の貢献に対して謝意が表されるとともに、将来の協力について意見交換を行いました。
- ラ・カメラ事務局長との会談
担当
資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 政策課国際室長 小山
担当:木村、河村
電話:03-3501-1511(内線 4805)
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