1. 1 10月4日(現地時間同日),ニジェール共和国の首都ニアメにおいて,我が方倉光秀彰駐ニジェール大使(コートジボワールにて兼轄)と先方ディアロ・アミナ・ジボ外務・協力・アフリカ統合・在外ニジェール人省外務事務次官(H.E. Mrs. DIALLO AMINA DJIBO, Secretary General of Ministry for Foreign Affairs, Cooperation, African Integration and Nigeriens Abroad)との間で,供与額3億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

    2 ニジェールでは,国民の約8割が農業収入で生計を立てています。同国政府は,国内治安悪化によって国内避難民が発生し,農業活動及び流通が阻害されていることから,農業が営まれている地域のうち約27%を食料不足危険地域に指定しています。

    3 この協力は,食料不足に直面している同国に対し,食料安全保障と栄養状態の改善等を目的として,我が国政府米(約3,900トン)による食糧援助を実施するものです。

    4 我が国は,2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において,「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力は同表明を具体化するものです。

    [参考]ニジェール共和国基礎データ
     ニジェール共和国の面積は約126.7万平方キロメートル(日本の約4倍),人口は2,148万人(2017年,世界銀行),人口一人当たり国民総所得(GNI)は380米ドル(2018年,世界銀行)。