1. 1 本5日(現地時間同日),若宮健嗣外務副大臣は,中国の上海で開催された世界貿易機関(WTO)非公式閣僚会合に出席しました。

    2 この会合には,30を超える主要国・地域の閣僚又は代理,及びロベルト・アゼベドWTO事務局長が出席しました。

    3 この会合では,WTO改革への取組や来年6月にカザフスタンで開催される第12回WTO閣僚会議に向けた課題について,出席者の間で率直な議論が行われました。

    4 若宮副大臣からは,最も緊急性の高い課題としての上級委員会改革,年内合意を目標に掲げる漁業補助金規律の策定に向けた交渉,及びWTOにおける途上国待遇適用に当たっての自己申告制度を例に挙げつつ,「日本のG20議長国下で高まっている改革に向けたモメンタムを最大限活用し,引き続きWTO改革に積極的に取り組んでいきたい」旨述べました。

    5 他の出席国からも,WTO改革の速やかな進展及び第12回閣僚会議における実質的な成果の実現に向けた加盟国間の一層の取組及び連携の重要性が表明されました。

    6 なお,この機会に若宮副大臣は,カザフスタンのスルタノフ貿易大臣など,出席した主要国の代表との間で短時間の立ち話を行いました。