農林水産省
農林水産省は、麦の需給及び価格の安定を図るため、麦の需要量、生産量、輸入量等について、令和2年度の「麦の需給に関する見通し」を策定しましたのでお知らせします。
概要
「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)」第41条に基づき、農林水産大臣は、麦の需給及び価格の安定を図るため、毎年3月31日までに、麦の需要量、生産量、輸入量等に関する事項を内容とする「麦の需給に関する見通し」を定めることとなっています。
本日、「食料・農業・農村政策審議会 食糧部会」の審議を経て、令和2年度の「麦の需給に関する見通し」を策定しました。
「麦の需給に関する見通し」、「麦の参考資料」、「麦の参考統計表」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/boueki/mugi_zyukyuu/index.html
令和2年度「麦の需給に関する見通し」のポイント
食糧用小麦
1.総需要量は、過去7か年の平均総需要量である580万トンと見通します。
2.国内産小麦の流通量は、令和2年産の作付予定面積等から推計し、91万トンと見通します。
3.米粉用国内産米の流通量は、供給量の見通しや、年度内出回り比率等を考慮し、4万トンと見通します。
4.外国産小麦の需要量は、総需要量から国内産小麦及び米粉用国内産米の流通量を差し引いた486万トンと見通します。
5.備蓄数量は、外国産小麦の需要量の2.3ヶ月分の93万トンとします。
6.輸入量は、外国産小麦の需要量に備蓄数量の増減分を加えた483万トンと見通します。
食糧用大麦及びはだか麦
1.総需要量は、過去7か年の平均総需要量に、近年のはだか麦の輸入量の増加を勘案し、35万トンと見通します。
2.国内産大麦及びはだか麦の流通量は、令和2年産の作付予定面積等から推計し、13万トンと見通します。
3.輸入量は、総需要量から国内産大麦及びはだか麦の流通量を差し引いた22万トンと見通します。
政府が行う飼料用小麦及び大麦の輸入については、別途、「飼料需給安定法(昭和27年法律第356号)」第3条に基づき農林水産大臣が定める飼料需給計画に基づき行います。
(参考)
「令和2年度 飼料需給計画」
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/lin/l_siryo/index.html
<添付資料>
麦の需給に関する見通し(PDF : 400KB)
お問合せ先
政策統括官付貿易業務課
担当者:伊藤、杉谷
代表:03-3502-8111(内線5012)
ダイヤルイン:03-6744-1253
FAX番号:03-6744-1390