2020年6月8日

特許庁は、スタートアップの知財戦略構築を支援する「知財アクセラレーションプログラム IPAS2020」において、メンター候補となるビジネス及び知財の専門家を募集します。

1.知財アクセラレーションプログラム(IPAS)

IPASは、スタートアップの成長を、事業と知財の両面で加速していくプログラムです。

スタートアップにとって、革新的な技術やアイデアといった知財は、競争力の源泉です。しかしながら、創業期は、ビジネスの立ち上げに注力するあまり、これら知財を最大限活用し、企業の成長に結びつけるための知財戦略をもたないまま、ビジネスを進めてしまいがちです。この結果、技術・アイデアの流出、模倣品の出現や収益化の失敗などが起こり、競争力を失うという事態に陥ってしまいます。

本プログラムでは、参加企業の課題・支援ニーズに対応した知識、スキルを持つビジネス専門家と知財専門家からなる「知財メンタリングチーム」を組織します。知財メンタリングチームは、5か月間のメンタリングを通じて、参加企業が事業戦略の診断・ブラッシュアップを行い、事業戦略に連動した知財戦略を構築していくことをサポートします。

つきましては、本プログラムにおいてスタートアップを支援する専門家を広く募集いたします。

2.活動内容

 IPASは下記のプログラムから構成されます。

  1. ナレッジシェアプログラム
    ビジネスの専門家、知財の専門家、及びスタートアップの経営者の交流や、相互の知見・経験の共有を目的とする、ナレッジシェアプログラムに任意に参加いただけます。 

  2. スタートアップの知財戦略構築等支援
    専門家のうち、支援先スタートアップの課題やニーズに合う知見やスキルを持つ方にはメンターに御就任いただきます。IPAS2020では支援先スタートアップとして15社が選定される予定であり、各スタートアップに対し、原則ビジネス専門家1名、知財専門家1名がメンターとして選ばれます。
    また、若手専門家には、メンターを補助する立場であるメンター補佐に御就任いただくことがあります(若干名)。
    メンター及びメンター補佐は、スタートアップに対し、対面又は必要に応じてオンラインにより、①シーズ・出口戦略等の診断、②知財調査を含む知財戦略構築サポート、③即時に権利化すべきシーズの出願戦略の立案1、④フォローアップの4段階で支援していただきます。
    なお、新型コロナウィルスの感染拡大の状況によっては、ナレッジシェアプログラム、メンタリング等は全てオンラインで実施する可能性があります。

[1] 出願代理は含みません。

3.募集期間及び活動スケジュール

募集期間:2020年6月8日(月曜日)~2021年3月31日(水曜日)

*メンター又はメンター補佐への就任を希望される場合は7月10日(金曜日)までにご応募ください。

活動スケジュール(予定)

  1. ナレッジシェアプログラム
    2020年8月~2021年2月:ナレッジシェアプログラムを実施

  2. 知財戦略構築等の支援

    2020年6月:専門家の登録受付開始
    7月:専門家からメンター・メンター補佐を選定
    8月~12月:メンタリングを実施

    2021年3月:成果報告会

4.プログラムの詳細

本プログラムに関する詳細情報は、IP BASEウェブサイト外部リンクからご覧いただけます。登録要領及び登録フォームも同サイトから入手できます。

関連リンク

担当

特許庁総務部企画調査課長 小松
担当者:菊地、進士

電話:03-3581-1101(内線2156)
03-3592-2911(直通)
03-3580-5741(FAX)

E-Mail:PA0940@jpo.go.jpメールリンク
※新型コロナウイルス感染症対策により、職員不在の場合が多いため、上記メールを活用ください。