厚生労働省は、患者が加入している医療保険の資格がオンラインで確認できる「オンライン資格確認」で利用する「顔認証付きカードリーダー」について、医療機関・薬局からの申請の受け付けを開始します。このカードリーダーは、申請により社会保険診療報酬支払基金から、医療機関・薬局に無償で提供されます。
マイナンバーカードを健康保険証として利用することができる「オンライン資格確認」は、令和3年3月から運用を開始する予定です。オンライン資格確認を導入した医療機関・薬局では、オンラインで患者の公的医療保険の資格情報の確認ができます。また、患者の同意を得た上で、薬剤情報や特定健診情報の閲覧ができるようになります。
医療機関・薬局では、「顔認証付きカードリーダー」でマイナバーカードを読み取って、「患者の本人確認」や「薬剤情報・特定健診情報を医師などが閲覧することへの同意の確認」などを行うことができるようになります。
なお、マイナンバーカードを健康保険証として利用するための受付についても、本日より「マイナポータル※」において開始します。
※マイナポータルとは、政府が運営するオンラインサービスで、子育てや介護をはじめとする行政手続の検索やオンライン申請がワンストップでできたり、行政機関からのお知らせを受け取ることができる自分専用のサイトです。
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【「顔認証付きカードリーダー」の申請受け付けについてはこちら】
医療機関等向けポータルサイト(社会保険診療報酬支払基金) https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp/- ※申請には、アカウント登録が必要です。
- ※アカウント登録状況 35,266件(令和2年8月5日時点)
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【マイナポータルにおける健康保険証利用の受け付けについてはこちら】
マイナポータル https://myna.go.jp/ -
【参考】
今年の6月に公布された「地域共生社会の実現のための社会福祉法等の一部を改正する法律」で、「オンライン資格確認」を普及させる観点から、社会保険診療報酬支払基金の業務として、医療機関・薬局からの申し込みに応じ、「顔認証付きカードリーダー」を調達・提供する業務が追加されました。