環境省・新着情報

令和2年8月24日

総合政策

(仮称)松前2期風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 令和2年8月24日、環境省は、「(仮称) 松前2期風力発電事業計画段階環境配慮書」(東急不動産株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。 本事業は、北海道松前郡松前町において、最大で総出力90,300kWの風力発電所を設置するものである。 環境大臣意見では、(1) 鳥類への重大な影響を回避するため、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえた環境保全措置を講ずること、(2)風力発電設備等の配置及び搬入ルート等の検討に当たっては、専門家等からの指導・助言を踏まえ、河川・沢筋等からの距離を確保するとともに、土地の改変量及び濁水の流出等を最小限に抑えること、自然環境等への影響を回避又は極力低減すること等により、自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること等を求めている。

1.背景
 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW 以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業として対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。 今後、経済産業大臣から事業者である電源開発株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者   東急不動産株式会社・事業位置  北海道松前郡松前町       (事業実施想定区域面積 約1187.4ha)・出力    最大90,300kW(単機出力4,300kW×最大21基)
3.環境大臣意見
 別紙のとおり。(参考)環境影響評価に係る手続・令和2年7月10日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会・令和2年8月24日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料

(別紙)「(仮称)松前2期風力発電事業 計画段階環境配慮書」に対する環境大臣意見 [PDF 16 KB]

連絡先
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 木野修宏 (内線 6231)
室長補佐 豊村紳一郎 (内線 6233)
担当 森満輝 (内線 6238)

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