国交省・新着情報
我が国初のLNGバンカリング船が船舶への燃料供給を開始!
~我が国港湾の国際競争力の強化に寄与~
令和2年10月21日
国土交通省では、我が国港湾の国際競争力を強化するため、今後増加が見込まれる環境性能に優れたLNG燃料船への燃料供給拠点(バンカリング拠点)形成の取組を支援しています(※1)。 今般、国の支援制度を活用して建造されたLNGバンカリング船(※2)「かぐや」が、我が国初となるSTS方式(※3)でのLNG燃料供給を実施しました。 |
※1 LNGバンカリング拠点形成支援事業:LNGバンカリング船の建造費用やLNGバンカリング船へLNGを供給するための施設の整備費用を補助(補助率1/3)
※2 LNGバンカリング船:LNG燃料船へLNG(液化天然ガス)燃料を供給する船舶のこと。
※3 STS方式:Ship To Ship方式(岸壁・桟橋に係留中又は錨泊中の船舶にバンカリング船が接舷(横付け)して燃料を供給する方法)。
「かぐや」は、上記補助制度を活用して施設改修を実施した川越火力発電所(株式会社JERA)においてLNG燃料を受け入れ、昨日、LNGを主燃料とする自動車運搬船「SAKURA LEADER」(日本郵船株式会社が運航)へ、我が国初となるSTS方式のLNG燃料供給を実施しました。
「かぐや」によるLNG燃料供給事業や、名古屋港管理組合、四日市港管理組合、愛知県等、港湾管理者によるLNG燃料船及びLNGバンカリング船に対する入港料免除のインセンティブ提供などの官民一体となった取組により、今後、伊勢湾・三河湾エリアがLNGバンカリング拠点として発展していくことが期待されます。
<伊勢湾・三河湾LNGバンカリング事業>
LNGバンカリング船の建造 |
川越火力発電所の改修
(LNG燃料を払い出す機能を追加)
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事業者 | セントラルLNGシッピング株式会社 (株主:日本郵船株式会社、川崎汽船株式会社、 株式会社JERA、豊田通商株式会社) |
株式会社JERA |
<LNGバンカリング船の諸元>
船名 | かぐや |
LNG積載容量 | 3,500㎥ |
総トン数 | 4,044トン |
全長 | 81.7m |
全幅 | 18.0m |
<事業スキーム>
<「かぐや」のLNGバンカリングの様子>
(写真提供:セントラルLNGマリンフューエル株式会社)
<川越火力発電所での積込の様子>
(写真提供:株式会社JERA)
<その他>
その他詳細につきましては、以下のホームページをご参照下さい。
- セントラルLNG(HP:https://central-lng.com/)
- 日本郵船(株)(HP:https://www.nyk.com/)
- 川崎汽船(株)(HP:https://www.kline.co.jp/ja/index.html)
- (株)JERA(HP:https://www.jera.co.jp/)
添付資料
報道発表資料(PDF形式)
お問い合わせ先
- 国土交通省港湾局港湾経済課 宮津、中嶋、川口
-
TEL:03-5253-8111
(内線46851、46812、46832) 直通 03-5253-8628 FAX:03-5253-8937