令和2年12月18日

 12月17日(現地時間同日)、ルワンダ共和国の首都キガリにおいて、我が方、今井雅啓駐ブルンジ共和国日本国特命全権大使(ルワンダにて兼轄)と先方アルベール・シンギロ・ブルンジ共和国外務・開発協力大臣(H.E. Amb. Albert SHINGIRO, Minister of Foreign Affairs and Development Cooperation of the Republic of Burundi)との間で、供与額3.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. ブルンジの一人あたりの国民総所得(GNI)は280ドル(2018年)と世界銀行がデータを公開している国の中では最も低く、国際貧困ラインを下回る人々は約75%に達しています。また国際食料安全保障指針は113か国中112位であり、人口の50%が慢性的に食料不足に陥っているなど、深刻な食料危機状態にあります。
  2. この協力は、食料不足に直面している同国に対し、食料安全保障と栄養状態の改善等を目的として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具現化するものです。
[参考]ブルンジ共和国基礎データ
ブルンジ共和国の面積は約2.78万平方キロメートル(四国の約1.5倍)、人口は1,117万人(2018年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は280米ドル(2018年、世界銀行)。