環境省・新着情報
令和2年12月21日
自然環境
岡山県における高病原性鳥インフルエンザ発生(野鳥国内10例目、家きん国内22例目)に伴う野鳥緊急調査の結果について
岡山県小田郡矢掛町の死亡野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルスの検出(野鳥国内10例目)及び同県美作市の養鶏場における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認(家きん国内22例目)を受けて、岡山県が野鳥緊急調査を実施したところ、いずれの調査においても、野鳥の大量死等の異常は確認されませんでした。
1.岡山県小田郡矢掛町
(1)調査期間
令和2年12月14日(月)~16日(水)(計3日間)
(2)調査結果
岡山県小田郡矢掛町の死亡野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルスの検出(野鳥国内10例目)を受けて指定した野鳥監視重点区域にある渡り鳥の飛来地等各13か所において、野鳥の生息状況調査、死亡野鳥調査等を実施した結果、野鳥の大量死等の異常は確認されませんでした。
(参考)野鳥緊急調査で確認された鳥類(小田郡矢掛町周辺)
検査優先種※ |
種数 |
種類 |
検査優先種1 |
3種 |
ヒドリガモ、キンクロハジロ、カイツブリ |
検査優先種2 |
4種 |
マガモ、ホシハジロ、スズガモ、オオバン |
検査優先種3 |
5種 |
カルガモ、コガモ、ハシビロガモ、カワウ、アオサギ |
合計 |
12種 |
2.岡山県美作市
(1)調査期間
令和2年12月16日(水)~18日(金)(計3日間)
(2)調査結果
岡山県美作市の養鶏場における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認(家きん国内22例目)を受けて指定した野鳥監視重点区域及びその周辺にある渡り鳥の飛来地等各13か所において、野鳥の生息状況調査、死亡野鳥調査等を実施した結果、野鳥の大量死等の異常は確認されませんでした。
(参考)野鳥緊急調査で確認された鳥類(美作市周辺)
検査優先種※ |
種数 |
種類 |
検査優先種1 |
4種 |
オシドリ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、カイツブリ |
検査優先種2 |
4種 |
マガモ、オナガガモ、ホシハジロ、オオバン |
検査優先種3 |
9種 |
カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、ミコアイサ、 カワウ、アオサギ、トビ |
合計 |
17種 |
検査優先種:「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」において、感染して死亡しやすい種を中心に設定しているものです(別紙参照)。
3.今後の対応
引き続き、野鳥監視重点区域において、野鳥の監視を継続します。
【参考情報】
環境省のホームページでは、高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html)
添付資料
関連情報
関連Webページ
高病原性鳥インフルエンザに関する情報
過去の報道発表資料
令和2年12月11日
岡山県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認(家きん国内22例目)について
令和2年12月9日
岡山県の死亡野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス確定検査陽性について(野鳥国内10例目)
連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8285
室長 川越 久史 (内線 6470)
企画官 立田 理一郎 (内線 6465)
係長 小西 美代 (内線 6477)
係長 中山 裕貴 (内線 6676)