2020年12月25日

同時発表:環境省

フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(以下「フロン排出抑制法」という。)に基づき、経済産業省及び環境省は、令和元年度における業務用冷凍空調機器からのフロン類の充塡量(※)及び回収量等の集計結果を取りまとめました。

(※)フロン類の充塡量は、平成27年度分から報告され、公表しています。

1.フロン類の充塡量及び回収量等の集計結果概要(表1参照)

(1)充塡量

令和元年度にフロン類を充塡した業務用冷凍空調機器の台数は約56万台(約0.02万台減。以下、括弧内は対前年度比)、充塡したフロン類の量は、約5,250トン(対前年度比約212トン減)です。
なお、機器の設置以外時等及び設置時の充塡量は次のとおりです。

a)機器の設置以外時について

令和元年度に業務用冷凍空調機器の設置以外時にフロン類を充塡した台数は約38万台(約1.2万台減)、充塡したフロン類の量は約3,549トン(約180トン減)です。

b)機器の設置時について

令和元年度に業務用冷凍空調機器の設置時にフロン類を充塡した台数は約18万台(約1.2万台増)、充塡したフロン類の量は約1,700トン(約31トン減)です。

(2)回収量

令和元年度にフロン類を回収した業務用冷凍空調機器の台数は約174万台(約19.1万台増)、回収したフロン類の量は約5,239トン(約23トン増)です。
なお、廃棄時等及び整備時別の回収量等は次のとおりです。

a)機器の廃棄時等について

令和元年度に業務用冷凍空調機器の廃棄時等にフロン類を回収した台数は約150万台(約20.5万台増)、回収したフロン類の量は約3,855トン(約60トン増)です。

b)機器の整備時について

令和元年度に業務用冷凍空調機器の整備時にフロン類を回収した台数は約24.4万台(約1.4万台減)、回収したフロン類の量は約1,384トン(約37トン減)です。

機器の整備時とは、業務用冷凍空調機器を整備(修理)する際に充塡されているフロン類を回収する必要がある場合のものであり、機器を廃棄せずに整備(修理)後も再度当該機器を使用するものです。
  • 表1表1 フロン類回収量等の前年度との比較

注)小数第一位未満を四捨五入したため、数値の和は必ずしも合計欄の値に一致しない。

 

  • 表2フロン排出抑制法に基づくフロン類回収量等の推移

関連資料

担当

製造産業局 化学物質管理課
オゾン層保護等推進室長 田村
担当者:川内、遠藤、永瀧

電話:03-3501-1511(内線3711)
03-3501-4724(直通)
03-3501-6604(FAX)