総務省・新着情報

報道資料
令和3年1月29日
「更生保護ボランティア」に関する実態調査-保護司を中心として-<結果に基づく勧告>

総務省では、犯罪をした人や非行のある少年の立ち直り支援(更生保護)の中核の役割を果たす保護司について、高齢化が進み、担い手確保も年々困難となっており、その活動の継続が危惧される状況に鑑み、保護司の活動や担い手確保への支援の実態を明らかにするため、調査を実施しました。

本調査の結果に基づき、

(1) 活動環境の整備に関して、保護司は犯罪をした人等との面接場所の確保に苦労しているが、設置されたサポートセンター(注1)の面接利用が低調なことから、保護司のニーズに応じて、自宅以外の面接場所を確保する取組を推進すること
(2) 担い手確保のための方策に関して、協議会(注2)の開催単位を細かくした方がより効果があることから、協議会の効果的な開催のための情報を保護司会に提供すること

などについて、法務省に対応を求めました(総務大臣から法務大臣に勧告)。

(注)1  正式な名称は更生保護サポートセンター。保護司会が組織的に処遇活動や犯罪予防活動を行うための地域における活動拠点であり、処遇活動に対する支援(面接場所の提供等)、地域の関係機関・団体との連携の推進等の機能を有するもの
   2  正式な名称は保護司候補者検討協議会。地域で活動する町内会、民生委員、地方自治体関係者などにより構成し、保護司候補者になり得る人材情報の収集及び交換を行うもの

ポイント
概要
結果報告書

「更生保護ボランティア」に関する実態調査-保護司を中心として- 結果報告書(PDF)
表紙 前書き 目次
第1 実態調査の目的等
第2 実態調査結果

1 更生保護及び保護司をめぐる状況

ア 検挙者及び再犯者の動向
イ 更生保護の概要
ウ 保護司の概要

(ア) 身分、人員、年齢、職業等
(イ) 活動に対するやりがいの声

エ 更生保護及び保護司に関する近年の動向

2 保護司の活動に関するアンケート調査の結果
3 調査結果及び分析等

(1) 保護司活動に対する指導・支援に関する取組

ア 保護司の育成

(ア) 保護観察事件等の担当保護司の指名
(イ) 担当保護司の複数指名
(ウ) 保護観察官・先輩保護司等のサポート

イ 保護司の活動環境の整備

(ア) 保護観察対象者との面談場所の確保支援
(イ) 報告書に係る情報技術の活用
(ウ) 地域別定例研修の運営
(エ) 協力雇用主名簿の取扱い
(オ) 都道府県・市町村との連携

(2) 担い手確保に関する取組

ア 保護司候補者の確保のための方策

(ア) 保護司候補者検討協議会等
(イ) 市町村等の協力

イ 保護司候補者の年齢制限の運用
ウ 保護司活動の理解の促進・関心の喚起

(ア) 保護司活動インターンシップ
(イ) 保護司活動の広報

(3) まとめと所見

4 資料

(1) アンケート調査における自由記入欄の意見等
(2) 法令、通知等

全体版

連絡先
総務省行政評価局 評価監視官(法務、外務、経済産業等担当)
担当:中井、吉田、水谷、橋本
電話:03-5253-5450(直通)
FAX:03-5253-5457
E-mail:https://www.soumu.go.jp/form/hyouka/i-hyouka-form.html

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