日時 令和3年2月24日(水曜日)10時51分~10時57分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • 養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会について
  • 国家戦略特区諮問会議について
  • 高病原性鳥インフルエンザについて

 

記者

  吉川元大臣の関連で、第三者委員会の進捗状況と今後のスケジュールについてお願いします。

大臣

  養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会でありますが、2月3日に、第1回委員会を開催をいたしまして、検証いただいているところでありますが、今後、委員会でしっかり検証いただき、その検証結果を公表していきたいと考えております。座長の下で、職員に対して厳格な調査を行う上でですね、今後の調査に影響があり得ること等から、第三者委員会として、検証の途中経過については公表しないこととされておりますが、いずれにしても、しっかりと検証を行っていただければと考えております。

記者

  中間取りまとめはされるということでしょうか。

大臣

  今後ですね、どのように取りまとめて報告を行っていただくかということにつきましても、これから委員の皆さんでお決めをいただくことになると承知をしておりますが、私としては、できるだけ速やかにですね、本件について、幅広く十分な調査及び検証をいただきたいと考えております。

記者

  国家戦略特区の関係で1点伺います。兵庫県養父市の企業による農地取得の特例について、来年度、問題点ですとか、ニーズについて調査をされると思うんですが、その調査の主体について、坂本地方創生担当大臣が、内閣府か農水省かまだ決まっていないというようなことをおっしゃっていたんですけれども、以前は農水省が主体となってやるという、御発言もありまして、その後、主体がどうなるのか、どうなっていくのか、調整の状況について、野上大臣のお考えをお願いします。

大臣

  1月15日のですね、国家戦略特区諮問会議の決定を受けまして、政府としまして、特例制度のニーズと問題点の調査をですね、特区区域以外についても来年度中に実施をするということとしている訳でありますが、政府として調査を行うものでありまして、内閣府と連携していく必要があると考えておりますが、特区区域以外の農地に係る調査でもあり、農林水産省として、責任を持って実施する必要があると考えております。

記者

  ロシアで鳥インフルエンザのトリからヒトへの感染が確認されたというものがありますが、この受け止めと、国内で何か調査などをされる予定はありますでしょうか。

大臣

  ロシア福祉監督庁のポポワ長官が、20日に高病原性鳥インフルエンザウイルス「H5N8亜型」のトリからヒトへの感染がロシア国内で確認をされまして、WHOに報告したと発表したことは承知をいたしております。一般的に、鳥の感染症である鳥インフルエンザのウイルスがですね、種の違いを超えてトリからヒトへ感染するのはですね、感染した鳥等に濃厚に接触した場合に限られているとされております。今回の感染は、感染した鳥と濃厚接触した養鶏場の従業員7名から、H5N8亜型のインフルエンザウイルスが検出をされたということでありまして、感染した7名は一時体調を崩したものの、その後回復したとのことであり、ヒトからヒトへの感染が確認されていないと承知をしております。日本国内での発生農場の防疫作業に当たっては、防護服ですとか、ゴーグル、マスク、手袋等の着用などですね、感染防止策に万全を期して実施をしています。さらに、厚生労働省におきましては、都道府県衛生部局等と連携をしてですね、現地に医師を派遣する等しまして、従業員を含めて、防疫作業従事者の健康状態に異常がないかということを確認しておりまして、これまでに感染を疑うというような報告はされておりません。今後も引き続きまして、厚生労働省等の関係省庁と連携をしまして、国内発生農場におけるヒトへの感染対策に万全を期すとともに、OIE等の関係機関とも通じてですね、情報収集に努めてまいりたいと考えております。なお、現状におきまして、家きんの肉や卵を食べることにより、ヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はないと考えていることも、改めてお伝え申し上げたいと思います。

報道官

  他によろしいでしょうか。では以上で終了します。ありがとうございました。

以上