文科省・新着情報
令和3年8月5日
このたび、令和3年度「生命(いのち)の安全教育のための映像資料作成」に係る公募を開始しましたので、お知らせします。
1.事業の趣旨
「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」(令和2年6月11日 性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議決定)を踏まえ、内閣府と文部科学省が共同して「生命(いのち)の安全教育」の教材と指導の手引き等を作成し、令和3年4月16日に公表した。
また、「女性活躍・男女共同参画の重点方針2021」(令和3年6月16日 すべての女性が輝く社会づくり本部・男女共同参画推進本部決定)では、性犯罪・性暴力対策の強化の取組として、「(3)生命(いのち)の安全教育の令和5年度全国展開に向けた取組」を掲げ、「全国展開に向けて、教育委員会における「生命(いのち)の安全教育」を推進する取組を支援する。」とされており、令和3年度、4年度にかけて、より一層、生命(いのち)の安全教育の取組を推進することが求められている。
以上を踏まえ、本事業では、生命(いのち)の安全教育教材を映像で表した資料を作成し、全国の学校等における生命(いのち)の安全教育の取組を支援するものである。
2.事業の内容
(1)生命(いのち)の安全教育教材を活用した動画形式の教材の作成
【1】「生命の安全教育」教材及び指導の手引きの内容を踏まえて、教員等が子供たちへ効果的に指導を行うことができ、かつ、
子供たちの理解が深まるよう、音声など必要な要素を加え、授業等で活用することができる動画形式の教材(以下、「動画教
材」という)を作成すること。
【2】動画教材は、「生命(いのち)の安全教育」の教材と同様に、以下に記載する各発達段階に応じてそれぞれ1つ作成すること。
【3】1つの動画教材が学校の授業等で活用できるよう、できるだけ20分以内に収めること。また、教材及び指導の手引きを踏まえ
て、指導内容に応じて場面毎に区切った動画教材も提案の上、作成すること。
【4】動画教材の作成にあたり、子供たちの発達段階を踏まえて、指導内容の均質性を保つとともに、その後の教員等による指導
やディスカッション、児童生徒の理解充実につなげる内容とする。
<作成する動画教材>
・生命の安全教育教材(幼児期) 【スライド26枚】
・生命の安全教育教材(小学校(低・中学年)) 【スライド18枚】
・生命の安全教育教材(小学校(高学年)) 【スライド11枚】
・生命の安全教育教材(中学校) 【スライド23枚】
・生命の安全教育教材(高校) 【スライド29枚】
※「生命(いのち)の安全教育」教材及び指導の手引きについては、文部科学省HPを参照すること(https://www.mext.go.jp/a_menu/danjo/anzen/index.html)
(2)動画教材の活用を促す資料の作成
受託者は、(1)の各発達段階の動画教材について、教員等が授業で活用しやすくなるよう、指導上のポイントや展開(発問・指示・説明等)などを簡潔に記載した資料を作成すること。
(3)有識者による監修
受託者は、(1)(2)について、安全教育、養護・保健、生徒指導、児童心理、性犯罪・性暴力対策に知見のある有識者からの助言やアドバイスを踏まえて作成すること。なお、有識者は3名以上とする。
(4)学校等における実践の実施
受託者は、動画教材を作成するにあたり、可能な限り、学校の授業等で実践を行い、その結果を踏まえて、動画教材等の内容の改善を図ること。有識者に対する謝金及び旅費は受託者が支払うこととする。
(5)その他
(1)~(4)まで実施するのに必要な業務
3.公募対象
法人格を有する団体、民間企業
4.事業規模、採択件数
本事業の委託期間は原則として委託を受けた日から当該年度の3月25日までとする。
事業規模:700万円以内
採択件数:1件(予定)※採択件数は審査委員会が決定する。
5.スケジュール
公募開始:令和3年8月5日(木曜日)
公募締切:令和3年8月26日(木曜日)17時00分
審査・選定:令和3年8月下旬から9月上旬
契約締結:令和3年9月中(予定)
契約期間:契約締結日から令和4年3月25日まで