令和3年6月22日

 6月22日、午後2時から30分間、茂木敏充外務大臣は、A.K.アブドゥル・モメン・バングラデシュ人民共和国外務大臣(H.E. Dr. A. K. Abdul Momen, Foreign Minister of the People’s Republic of Bangladesh)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、バングラデシュ独立50周年に祝意を伝達しつつ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け協力し、日・バングラデシュ包括的パートナーシップを発展させていきたい旨述べました。
  2. モメン大臣から、新型コロナウイルス感染症にかかる支援を含め、日本政府による長年の支援に対し謝意表明があり、ワクチンの供与について依頼がありました。茂木大臣からは、ワクチンの供与に関する我が国の考え方を説明し、両大臣は新型コロナウイルス感染症の収束に向けて今後も協力していくことを確認しました。
  3. 茂木大臣から、バングラデシュ政府がミャンマー・ラカイン州からの避難民を長期にわたって受入れていることを評価するとともに、今後もホストコミュニティの負担軽減を含めた支援を継続していく旨述べ、モメン大臣は改めて避難民帰還の重要性を強調しました。また、両大臣は2月1日のクーデター以降のミャンマー情勢についても意見交換を行いました。
  4. 両大臣は、来年の日・バングラデシュ外交関係樹立50周年に向け、二国間の友好関係の促進に向けて協力していくことで一致しました。