令和3年6月22日

 6月22日、午後2時45分から15分間、茂木敏充外務大臣は、アブドッラ・シャーヒド・モルディブ共和国外務大臣(H.E. Mr. Abdulla Shahid, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Maldives)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、シャーヒド大臣より、6月7日に実施された第76回国際連合総会議長選挙での当選報告と謝意表明があり、これに対して、茂木大臣は、祝意と共に次期国連総会での活躍への期待を伝え、日本としても協力していきたい旨述べました。
  2. また、茂木大臣は、国連が効果的に活動する上で安保理の正統性・実効性・代表性の向上が急務であることを強調し、安保理改革について、次期総会議長となるシャーヒド大臣の指導力に期待する旨述べました。シャーヒド大臣からも安保理改革を含め日本としっかり連携していきたいとの話がありました。
  3. シャーヒド大臣から、新型コロナウイルス感染症にかかる支援に対し謝意表明があり、ワクチン供与についての依頼がありました。茂木大臣からは、ワクチンの提供に関する我が国の考え方を説明し、両大臣は新型コロナウイルス感染症の収束に向けて今後も協力していくことを確認しました。
  4. 最後に、シャーヒド大臣から東京オリンピックの成功を願う旨の発言がありました。また、両大臣は2022年の日モルディブ外交関係樹立55周年に向け、二国間関係を強化することを確認しました。