経産省・新着情報

2021年5月28日

梶山経済産業大臣は、5月24日から5月28日にかけて開催された「日ASEANビジネスウィーク」において、「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)」を新たに表明しました。

1.概要

5月24日から5月28日にかけて開催された「日ASEANビジネスウィーク~toward Innovative and Sustainable Growth~」のオープニングセッションにおいて、梶山大臣より、アジアの持続的な経済成長とカーボンニュートラルの同時達成に向けて、「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)」が新たに表明されました。

(参考)日ASEANビジネスウィーク~toward Innovative and Sustainable Growth~

  • 5月24日~28日、日ASEANの関係機関の共催を得て、「イノベーション」や「サステナビリティ」をテーマに、日ASEANの企業や有識者等が登壇する関連ウェビナーを集中的に開催。(詳細は特設ウェブサイト外部リンクより)

※ 5月29日(土曜日)より各セッションのアーカイブ配信、6月上旬にサマリー掲載予定
※ 26日(水曜日)には、「①アジア版トランジションファイナンスの重要性」「②製造業の新たなASEAN展開と脱炭素経営」と題したパネルディスカッションを開催

2.アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(Asia Energy Transition Initiative(AETI:エイティ))

(1)背景

世界各国は、年末のCOP26に向け、温室効果ガス削減目標の更なる上積みや前倒しを求められています。また、国際金融業界では、特に化石燃料プロジェクトへのダイベストメントの動きが急速に進んでいます。

一方、各国の産業・社会構造、地理的条件は様々で、カーボンニュートラル実現の「唯一の最適解」は存在しません。特に、エネルギー需要が拡大するアジアでは、あらゆるエネルギー源と技術を活用した、多様かつ現実的なエネルギートランジションが不可欠です。

(2)イニシアティブの内容及び今後の方針

日本として、アジアの持続的な経済成長とカーボンニュートラルの同時達成を支援すべく、以下の5つの柱に基づく具体的な支援策をパッケージ化して、ASEAN諸国に提示していきます。

  • エネルギートランジションのロードマップ策定支援

  • アジア版トランジションファイナンスの考え方の提示・普及

  • 再エネ・省エネ、LNG等のプロジェクトへの100億ドルファイナンス支援

  • 2兆円基金の成果を活用した技術開発・実証支援

  • 脱炭素技術に関する人材育成やアジアCCUSネットワークによる知見共有

今後、アセアンとの対話を深め、現実的なトランジションの必要性に関する考え方を他のアジア諸国、米国、カナダ、豪州及び中東諸国等国際社会に広げていきます。

(3)関連資料

5月24日(月曜日)経済産業省プレゼン資料:「ポストコロナを見据えた日 ASEAN協力の深化PDFファイル」(AETIについては6ページ参照)

担当

  • 「日ASEANビジネスウィーク」について

    通商政策局アジア大洋州課課長 藤澤
    担当者: 菊池、宮崎

    電話:03-3501-1511(内線 3011)
    03-3501-1953(直通)
    03-3501-5898(FAX)

  • 「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)」について

    資源エネルギー庁長官官房国際課長 小泉
    担当者: 下京田、安達、嘉喜

    電話:03-3501-1511(内線 4491)
    03-3501-0598(直通)
    03-3595-3056(FAX)

    資源エネルギー庁資源・燃料部 石油・天然ガス課長 早田
    担当者: 稲垣、温井

    電話:03-3501-1511(内線 4641)
    03-3501-1817(直通)
    03-3580-8563(FAX)

発信元サイトへ