経産省・新着情報

2021年6月22日

社会や産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)と第4次産業革命が進むことを前提に、次世代社会を生きる世代に必要な「10代の学び」と、それを支える新しい学習環境を総合的に議論すべく、産業構造審議会(商務流通情報分科会)に「教育イノベーション小委員会」を新たに設置します。2018年から進めて来た経済産業省「未来の教室」プロジェクトのこれまでの実証成果を土台に、文部科学省中央教育審議会のメンバーを含め教育界を牽引する有識者にお集まり頂き、文部科学省からもオブザーバーを得て議論を進めます。

この小委員会には2つのWGを設置し、「学びの自律化・個別最適化」「学びの探究化・STEAM化」という2つの軸をもって、①地域間格差や経済的格差に阻まれることのない、②人の創造性を最大限引き出す、一人一人に適した学習環境の実現に向けた政策提言を目指します。

1. WGの趣旨・目的

経済産業省では、2018年より「未来の教室」とEdTech研究会と、「未来の教室」実証事業を進め、「1人1台端末環境・高速通信網・クラウド環境」を前提にして「学びの個別最適化」「学びのSTEAM化」を進める提言や実証事業を繰り返してきました。結果として、その提言の多くは内閣官房・文部科学省・総務省といった関係省庁との協業の中で実現に結びつき、「GIGAスクール構想」として全国小中学校と12県の高校で1人1台端末が配備されるなど、「未来の教室」の基盤づくりは着実に進んできました。

2021年度で開始4年目に突入した「未来の教室」実証事業において、これまで様々な教育現場を舞台に実施してきた実証は、累計100件を超えます。この度新設する小委員会では、これらの実証結果の評価を土台として、教育界を牽引する31名の委員(文部科学省中央教育審議会とのリンクを意識し、兼務される委員を多数含みます)と共に、DXと第4次産業革命の時代を生きる次世代人材に必要な「10代の学び」と、それを支える新しい学習環境について、検討を深めます。

具体的には、小委員会の下に「学びの自律化・個別最適化WG」「学びの探究化・STEAM化WG」の2つのWGを設置し、①GIGAスクール構想を前提に、2020年代から2030年代に実現しうる「未来の教室」像の具体的イメージ、②実現に向けての制度的課題や教育イノベーション創出環境の課題、③進化した学習環境に誰もがアクセスできるための、地域格差・所得格差を解消するアクセシビリティの保障について整理し、文部科学省からのオブザーバー参加も得て、省庁の垣根を越えた政策提言を目指します。

2.第1回 WGの開催

第1回学びの自律化・個別最適化WG

日時

7月1日(木曜日)15時00分~18時00分

開催方式

WEB会議で、議事は公開です。視聴方法等はこちらをご確認ください。

第1回学びの探究化・STEAM化WG

日時

6月24日(木曜日)12時00分~15時00分

開催方式

WEB会議で、議事は公開です。視聴方法等はこちらをご確認ください。

※視聴人数を制限させていただく場合や、通信状況によって映像の乱れや一時的な停止があることをあらかじめ御了承ください。

なお、小委およびWGの委員候補者名簿は別紙のとおりです。

関連資料

担当

商務・サービスグループ サービス政策課長・教育産業室長 浅野
担当者: 小倉、叶松(かのうまつ)、有得(ありとく)、細川

電話:03-3501-1511(内線 4021~6)
03-3580-3922(直通)
03-3501-6613(FAX)

発信元サイトへ