令和3年6月29日

 6月29日(現地時間同日)、インドネシア共和国の首都ジャカルタにおいて、金杉憲治駐インドネシア共和国日本国特命全権大使とアブドゥル・カディール・ジャイラニ・インドネシア外務省アジア・太平洋・アフリカ総局長(H.E. Mr. Abdul Kadir Jailani, Director General for Asia-Pacific and African Affairs, Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Indonesia)との間で、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの贈与に関する書簡の交換が行われました。

  1. インドネシアでは、6月以降、新型コロナの新規感染者数が急増しており、また、同国の新型コロナウイルス・ワクチンの接種率は、人口比で約4.9%程度にとどまっています。こうした中、インドネシア政府にとってワクチンの調達は喫緊の最重要課題となっています。
  2. 今般贈与される約100万回分のワクチンにより、インドネシアにおける新型コロナの感染拡大の防止に寄与することが期待されます。ワクチンは、7月1日(現地時間同日)、インドネシアへ空輸される予定です。
  3. なお、我が国としては、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向け、あらゆる国・地域において、安全性、有効性、品質が保証されたワクチンへの公平なアクセスが確保されることが重要であると考えており、新型コロナの一日も早い収束に向けて、引き続き関係国や国際機関と連携して様々な支援を実施していく考えです。