令和3年6月29日

 6月29日(現地時間同日)、マレーシアのプトラジャヤにおいて、岡浩駐マレーシア日本国特命全権大使とアドハム・ババ・マレーシア保健大臣(H.E. Dr. Adham Baba, Minister of Health of Malaysia)との間で、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの贈与に関する書簡の交換が行われました。

  1. マレーシアでは、5月以降、新型コロナの新規感染者数が急増しており、また、同国の新型コロナウイルス・ワクチンの接種率は、人口比で約6.5%程度にとどまっています。こうした中、マレーシア政府にとってワクチンの調達は喫緊の最重要課題となっています。
  2. 今般贈与される約100万回分のワクチンにより、マレーシアにおける新型コロナの感染拡大の防止に寄与することが期待されます。ワクチンは、7月1日(現地時間同日)、マレーシアへ空輸される予定です。
  3. なお、我が国としては、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向け、あらゆる国・地域において、安全性、有効性、品質が保証されたワクチンへの公平なアクセスが確保されることが重要であると考えており、新型コロナの一日も早い収束に向けて、引き続き関係国や国際機関と連携して様々な支援を実施していく考えです。