令和3年6月29日

 6月29日(現地時間同日)、フィリピン共和国の首都マニラにおいて、中田昌宏在フィリピン共和国日本国臨時代理大使とナサニエル・ガルシア・インペリアル・フィリピン外務省アジア太平洋局長(Mr. Nathaniel Garcia Imperial, Assistant Secretary, Office of Asia and Pacific Affairs, Department of Foreign Affairs of the Republic of the Philippines) との間で、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの供与に関する書簡の交換が行われました。

  1. フィリピンでは、3月中旬以降、新型コロナの新規感染者数が急増しており、また、同国の新型コロナウイルス・ワクチンの接種率は、人口比で約2.5%程度にとどまっています。こうした中、フィリピン政府にとってワクチンの調達は喫緊の最重要課題となっています。
  2. 今般供与される約100万回分のワクチンにより、フィリピンにおける新型コロナの感染拡大の防止に寄与することが期待されます。ワクチンは、7月8日(現地時間同日)、フィリピンへ空輸される予定です。
  3. なお、我が国としては、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向け、あらゆる国・地域において、安全性、有効性、品質が保証されたワクチンへの公平なアクセスが確保されることが重要であると考えており、新型コロナの一日も早い収束に向けて、引き続き関係国や国際機関と連携して様々な支援を実施していく考えです。