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野上農林水産大臣記者会見概要

日時 令和3年7月6日(火曜日)10時50分~10時55分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • 大雨による被害状況等について

質疑応答

  • 大雨による被害状況等について

記者

  先週末にかけてですね、全国各地で大雨が発生し、特に静岡県の熱海市では甚大な被害が出ています。農水省が所管する農業・水産関連の事業者等の、現時点での被害額の規模ですね、どのように把握されているのかということが一つと、また、今回の大雨を受けたですね、農水省としての御対応というのは、どうお考えでしょうか。よろしくお願いします。

大臣

  まず、今般の静岡県熱海市で発生した土砂災害によりまして、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々、全ての方々にお見舞いを申し上げたいというふうに思います。農林水産関連の被害につきましては、現時点で、農地や農道への土砂流入、また、農業用水路の石積崩れや土砂埋塞等が報告されておりますが、人的被害につながる農業用ダムやため池の被害は、現時点では報告を受けておりません。また、林地や林道施設につきましては、山腹崩壊や法面崩れ等の被害が報告をされています。農林水産省としては、引き続き現地との連絡を密にしまして、被害状況を速やかに把握をして、農林水産業への影響を最小限にするようにですね、対応してまいりたいと考えております。

記者

  本日も、また大雨のですね、予報もあるようなので、何か農水省として呼び掛けみたいなものはありますか。

大臣

  いずれにしましてもですね、この大雨の状況をしっかりと注視をしてですね、対応するようにと、こういう指示は出しているところであります。

記者

  引き続いて大雨被害なんですけれども、現場の林地のですね、盛り土とか、周辺での太陽光発電の開発が指摘されているところなんですけれども、この土砂災害の因果関係を含めまして、要因等で、今、現時点で把握してらっしゃることありますでしょうか。

大臣

  まず、7月3日にですね、静岡県熱海市伊豆山地区で発生しました土石流災害でありますが、死者4名、所在不明住民24名、建物被害が約130棟等々ですね、甚大な被害が発生をしているところであります。発生原因は静岡県におきまして調査中でありますが、大雨に伴い、多量の雨水が斜面に集中をして、最上流部において崩壊が発生をするとともに、水を大量に含んだ土砂等が土石流となり流下したものと考えられます。このため、農林水産省といたしましては、天候の回復や救助活動の状況を踏まえまして、静岡県の調査に協力をして、昨日5日には、林野庁の災害担当官の派遣、既存のドローンデータの分析、広範囲の被害状況を把握するためのヘリコプターによる上空からの調査を実施をしまして、本日6日には、林野庁の災害担当官や県林務部局の職員に加えまして、森林総合研究所の専門家による現地調査、また、ドローン調査を引き続き実施をする予定としております。引き続き、この被害状況の早期把握に努めてまいりたいというふうに考えております。

記者

  併せまして、全国で同じような状況の点検とか、自治体への呼び掛けは現時点で考えてらっしゃいますでしょうか。自治体とかへの呼び掛け、同じような場所とか危険が予測されるところの点検とかですね、そういったことをお考えでしょうか、現時点で。

大臣

  いずれにしてもですね、今、申し上げましたとおり、静岡県におきましてですね、調査が継続をされているというところでございますので、農林水産省におきましても、この県の調査に協力をしてですね、今回の災害の発生メカニズムについて把握を進めてまいりたいというふうに思いますし、災害への警戒ということにつきましてはですね、これも引き続き、しっかり対応するように指示を出しているところであります。

報道官

  他に御質問ございますでしょうか。それでは本日の会見を終了いたします。

以上

 

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