令和3年7月8日

 7月8日(現地時間同日)、モンゴル国の首都ウランバートルにおいて、我が方、小林弘之駐モンゴル国日本国特命全権大使と先方ボルド・ジャブフラン・モンゴル国大蔵大臣(H.E. Mr. Bold JAVKHLAN, Minister for Finance of Mongolia)との間で、供与額8.83億円の無償資金協力「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. 新型コロナウイルス感染症の収束に向けて、途上国を含めてワクチンへの公平なアクセスを確保し、各国におけるワクチン接種を加速していくことが国際社会共通の課題となっています。今回の協力は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けるモンゴルに対し、新型コロナウイルス感染症のワクチン輸送用保冷機能付き車両等の必要なコールド・チェーン関連機材を供与するものです。
  2. 我が国は、国際的なワクチン調達メカニズムであるCOVAXファシリティの形成を主導し、既に合計2億ドルを拠出し、先般8億ドルの追加拠出を発表しました。今回の協力は、こうして供給されたワクチンを、途上国内の隅々まで運び、一人ひとりに届けるための支援であり、COVAXファシリティの取組を補完するものです。
  3. 我が国としては、過去数十年にわたり、途上国の隅々まで届く医療供給網の整備に貢献してきた経験を活かし、引き続き、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束に向け、ワクチンを世界の一人ひとりに届けるための支援を行っていきます。

 モンゴル国は、面積約156万4,100平方キロメートル(日本の約4倍)、人口約330万人(2019年,モンゴル国家統計局)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は3,720米ドル(2019年、世界銀行)。