令和3年7月27日

 7月27日(現地時間同日)、エチオピア連邦民主共和国の首都アディスアベバ市において、我が方、伊藤恭子駐エチオピア連邦民主共和国日本国特命全権大使と先方ヤスミン・ウハブラビ財務国務大臣(Ms. Yasmin Wohabrebbi, State Minister of Finance)との間で、供与額3億円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。

  1. エチオピアでは、干ばつ、洪水等の自然災害による食料不足の状況が慢性的に続いていることに加えて、昨年発生した、過去25年間で最悪だったサバクトビバッタによる被害の影響等により、食糧支援のニーズが高まっています。
  2. この協力は、エチオピア国民が直面する食料問題及び栄養不足の改善を目的として、我が国政府米(約3,300トン)による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靭かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。

[参考]エチオピア連邦民主共和国基礎データ
 エチオピアの面積は約109.7万平方キロメートル(日本の約3倍)、人口は約1億1,207万人(世界銀行、2019年)、一人当たりの国民総所得(GNI)は850米ドル(世界銀行、2019年)。