令和3年8月5日

 8月5日(現地時間8月4日)、パラグアイ共和国の首都アスンシオンにおいて、我が方、中谷好江駐パラグアイ共和国日本国特命全権大使と先方エウクリデス・アセベド外務大臣(H.E. Dr. Euclides Acevedo, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Paraguay)との間で、供与限度額92億9,400万円の円借款「国家電力システム効率改善計画」に関する書簡の交換が行われました。

対象案件の概要
 この計画は、パラグアイ首都圏に電力を供給する基幹送電線(イグアス~バレンスエラ間、500キロボルト)を建設することで、首都圏への安定的かつ効率的な電力供給を図るとともに、公共施設に電力効率の高い設備を導入することで省エネ促進を図るものです。この計画により、電力システム全体の効率性を改善することを通じてパラグアイの持続的経済発展に寄与することが期待されます。
 また、この計画は米州開発銀行(IDB)との協調融資の下で実施します。

供与条件

  • (1)金利:1.35%(うち、省エネ機器交換・設置部分のみ1.15%)
  • (2)償還期間:30年(10年の据置期間を含む。)
  • (3)調達条件:アンタイド

 パラグアイ共和国は、面積約41万平方キロメートル(日本の約1.1倍)。人口約704万人(2019年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は5,520米ドル(2019年、世界銀行)。キルギス共和国は、面積約19.85万平方キロメートル(日本の約半分)、人口約650万人(2020年、国連人口基金)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)1,240米ドル(2019年、世界銀行)。