令和3年8月6日

日メコン外相会議の出席者の様子(テレビ会議画面)

日メコン外相会議に臨む,茂木外務大臣の様子

日メコン外相会議の様子(会議室全体の様子)

 8月6日、午後3時30分から1時間、第14回日メコン外相会議(テレビ会議方式)が開催されました。この会合においては、茂木敏充外務大臣が議長を務め、メコン諸国の代表が出席しました。概要は次のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、メコン地域はインド太平洋地域の中核に位置しており、日本は、日メコン協力の枠組みを通じて、常にメコン諸国と共に発展していく旨述べました。
  2. 茂木大臣から、新型コロナと闘うメコン地域に対してこれまで約560万回のワクチン供与を行った旨述べたところ、メコン諸国からはこれを高く評価し、感謝する旨の発言がありました。また、茂木大臣から、約7.5億円分のコールドチェーン支援、酸素濃縮器供与といった新型コロナ対策支援についても紹介し、今後もメコン諸国が新型コロナとの闘いに打ち勝つための支援を行っていく旨述べました。これに対し、メコン諸国からは謝意が示されました。さらに、デジタル、グリーンエコノミーなどについても、ポストコロナを見据えて活発な議論が行われました。
  3. ミャンマー情勢に関して、茂木大臣から、拘束された関係者の解放や民主的な政治体制への早期回復をミャンマー国軍に強く求めるとともに、先般ミャンマー側が発表した昨年の選挙結果の無効化についても懸念を有している旨を伝達しました。また、ASEANリーダーズ・ミーティングでの「5つのコンセンサス」を暴力停止や対話の開始に向けた第一歩ととらえており、エルワン・ブルネイ第2外相がASEAN特使に任命されたことを歓迎する旨述べました。ミャンマーに対しては、ASEAN特使の早期受け入れ、全ての当事者との対話の開始を実現するよう、強く働きかけました。

 日本(議長国)、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム