令和3年9月1日

  1. 日本政府は、明年9月開催予定の国際電気通信連合(ITU)全権委員会議において実施される幹部職員選挙における次期電気通信標準化局長選挙への候補として、日本電信電話株式会社CSSO (Chief Standardization Strategy Officer)の尾上誠蔵(おのえ せいぞう)氏を擁立します。
  2. 尾上誠蔵氏は、移動通信システムの業界団体の中で標準化から技術開発の両面で主導的な役割を果たしてきました。特に、各種国際標準化団体のボードメンバーとして、移動通信システムの標準化に向けて国際的に活躍しており、これまでの功績は関係諸国から高く評価されています。また、2017年から2021年まで、ドコモ・テクノロジ株式会社代表取締役社長を務め、経営手腕を発揮してきました。
  3. 日本としては、尾上氏の経営者及び技術者としての経験は、次世代通信ネットワークの標準化を主に担う次期ITU電気通信標準化局長に求められる資質に合致するものであり、同職として最適な候補と考えており、今後、国際社会からの支持を得るべく全力を尽くす考えです。
[参考]ITU全権委員会議について、国際電気通信連合(ITU)の概要、尾上 誠蔵氏の略歴(PDF)別ウィンドウで開く