令和3年9月3日

茂木外務大臣とスキンナリ・フィンランド開発協力・外国貿易大臣の会談時の記念撮影の様子

茂木外務大臣とスキンナリ・フィンランド開発協力・外国貿易大臣の会談の様子

 9月3日、午後2時から30分間、茂木敏充外務大臣は、東京パラリンピック競技大会に出席するために訪日中のヴィッレ・スキンナリ・フィンランド共和国・開発協力・外国貿易大臣(H.E. Mr. Ville SKINNARI, Minister for Development Cooperation and Foreign Trade, Ministry for Foreign Affairs)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、日本で勤務経験があり、フィンランド・日本友好議員連盟会長も務めたスキンナリ大臣とお会いでき嬉しい、基本的価値を共有するフィンランドとの間で二国間関係を一層強化するとともに、地域情勢や国際場裡での連携も促進していきたい旨述べました。これに対し、スキンナリ大臣から、コロナ禍の中で東京パラリンピック競技大会に参加でき嬉しく思う、同志国である日本との関係を様々な分野において更に強化していきたい旨述べました。
  2. 双方は、新型コロナ対策につき、6月に開催されたCOVAXワクチン・サミットの成果に触れつつ、ワクチンの公平な供給に向けた連携の重要性につき一致しました。両大臣は、デジタル及びサイバー分野における二国間協力の進展を歓迎しました。また、茂木大臣から、EUによる日本産食品の輸入規制撤廃に向けたフィンランドの協力を求めました。
  3. 双方は、国際貿易やインド太平洋地域情勢についても意見交換を行い、通商やデジタル分野を含む法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の実現の重要性について一致するとともに、そのための連携を今後更に強化していくことを確認しました。