農林水産省・新着情報
プレスリリース
農協系統金融機関の令和2事業年度末におけるリスク管理債権等の状況について
農林水産省
農林水産省は、農協系統金融機関が抱える不良債権の実態を把握するため、令和2事業年度末におけるリスク管理債権等の状況を取りまとめました。
1.調査の趣旨
農協系統金融機関においては、農業協同組合法又は農林中央金庫法に基づく「リスク管理債権」の開示を行うとともに、「金融再生法開示債権」については、自主的な開示に取り組んでいます。
農林水産省は、不良債権の実態を把握し、更なる不良債権処理への取組を促すため、当該開示情報を調査・取りまとめの上、公表しています。
2.調査結果の概要
調査結果の概要については、以下のとおりです。
1.リスク管理債権(*)の状況
令和2事業年度末における農協系統金融機関のリスク管理債権の額は、4,550億円と対前事業年度末比420億円増加。
また、リスク管理債権比率は、0.1ポイント増の0.9%(前事業年度末0.8%)。
*リスク管理債権とは、貸出金のうち、元本又は利息の支払の遅延が継続している等一定の条件に該当するもので、農業協同組合法又は農林中央金庫法に基づき開示することが義務付けられています。
2.金融再生法開示債権(*)の状況
令和2事業年度末における農協系統金融機関の金融再生法開示債権の額は、4,600億円と対前事業年度末比440億円増加。
また、金融再生法開示債権比率は、0.1ポイント増の0.9%(前事業年度末0.8%)。
*金融再生法開示債権とは、貸出金及び貸出金に準ずる債権のうち、経営破綻に陥っている債務者に対するもの等一定の条件に該当するものです。
調査結果の詳細は、添付資料を御覧下さい。
3.調査の対象
本調査は、農林中央金庫、信用農業協同組合連合会及び信用事業を行う農業協同組合を対象とし、農業協同組合については、所管する都道府県を通じ実施しました。
お問合せ先
経営局金融調整課
担当者:吉田、日髙
代表:03-3502-8111(内線5249)
ダイヤルイン:03-6744-2170