外務省・新着情報

令和3年10月13日

 10月13日、午後6時35分から約30分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ボリス・ジョンソン英国首相(The Rt Hon Boris Johnson MP, Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、内閣総理大臣就任に当たり、外務大臣時代に関係を深めたジョンソン首相と協力していくことを楽しみにしており、グローバルな戦略的パートナーである日英関係を一層強固なものにしていきたいと述べました。これに対し、ジョンソン首相は、岸田総理大臣の就任に祝意を表するとともに、日英関係を一層深化させていきたいと述べました。
  2. 両首脳は、日英安保・防衛協力が近年飛躍的に深化し、空母「クイーン・エリザベス」の日本寄港により新たな段階に入ったことを歓迎し、日英円滑化協定の早期交渉妥結に向けて共に取り組んでいくことを確認しました。また、両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  3. 両首脳は、日英EPAの着実な履行を通じ、両国の貿易・投資の更なる促進に繋げていくことを確認するとともに、英国のTPP11加入交渉について意見交換を行いました。また、ジョンソン首相から、福島県産品を含む日本産食品に対する輸入規制の解除について前向きに検討を進めていく旨発言があり、岸田総理大臣から、これを歓迎するとともに、科学的見地から規制が一日も早く解除されるよう期待する旨述べました。
  4. 両首脳は、中国や北朝鮮等の地域情勢についても意見交換を行いました。その中で、両首脳は、拉致問題を含む北朝鮮への対応を含め、引き続き連携していくことを確認しました。
  5. 両首脳は、COP26に向けた気候変動対策や新型コロナ対応など、国際場裡での連携も一層強化していくことで一致しました。

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