外務省・新着情報

令和3年10月15日

 10月14日(現地時間同日)、ガーナ共和国の首都アクラにおいて、我が方、姫野勉駐ガーナ共和国日本国特命全権大使と先方アンナ・ムキービ=ブンヤWFPガーナ事務所代表代理(Ms. Anna Mukiibi-Bunnya, WFP Representative ad interim and Officer-in-Charge in Ghana)との間で、供与額4.99億円の無償資金協力「栄養改善のための持続可能なシステムを通じたユニバーサル『栄養』ヘルス・カバレッジ計画(WFP連携)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. ガーナでは、一人当たりGNIが1990年代の400米ドルから2019年には2,220米ドルに増加するなど、近年貧困は改善されつつあり、経済成長が著しい一方で、引き続き地方部と都市部の間の貧困格差は顕著であり、栄養不足、微量栄養素不足、過体重・肥満といった栄養不良の課題が多くあります。
  2. この協力は、特に栄養不良が懸念されるノーザン州、アシャンティ州等において、我が国製品を含む栄養強化食品の供与及び栄養改善指導、また生計能力強化支援、予防的医療を実施することにより、持続可能な栄養改善を図り、もって同国の持続的かつ安定的な経済成長の促進に寄与するものです。
  3. 我が国は第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「UHC拡大とアフリカ健康構想」を実現するための取組として、「食と栄養のアフリカ・イニシアチブ(IFNA)」を通じて、保健の基礎となる栄養状態を改善することを表明しており、本件はこれらを具体化するものです。
(参考)ガーナ共和国基礎データ

 ガーナ共和国の国土面積は約23.9万平方キロメートル(日本の約3分の2)、人口は約3,042万人(2019年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約2,220米ドル(2019年、世界銀行)。


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