外務省・新着情報

令和3年10月19日

 10月18日(現地時間同日)、リベリア共和国の首都モンロビアにおいて、我が方、姫野勉駐リベリア共和国日本国特命全権大使(ガーナ共和国にて兼轄)と先方デー=マックスウェル・サー・ケマヤ外務大臣(H.E. Dee-Maxwell Saah Kemayah,Sr., Minister of Foreign Affairs)との間で、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. 米はリベリアにおける主食のひとつでありながらも、リベリアでは、内戦後も灌漑及び排水施設、農道や作物の貯蔵設備などの農業インフラが依然として荒廃している影響から、未だ農家の生産力が低く、米需要の大半を輸入に頼り、財政を圧迫しています。同国は2020年の世界飢餓指数(Global Hunger Index)で5段階中3番目に深刻な「Serious」のカテゴリー、107か国中102番目に位置づけられており、飢餓状況が続いています。
  2. この協力は、食料不足に直面している同国に対し、食料安全保障の改善、栄養状態の改善等を目的として、我が国の政府米(約3600トン)による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具現化するものです。
(参考)リベリア共和国基礎データ

 リベリア共和国の国土面積は約11.1万平方キロメートル(日本の約3分の1)、人口は約494万人(2019年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約580米ドル(2019年、世界銀行)。


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