外務省・新着情報

令和3年10月22日

 10月21日(現地時間同日)、ガーナ共和国の首都アクラにおいて、我が方、姫野勉駐ガーナ共和国日本国特命全権大使と先方アフナ・エザコンワUNDP総裁補兼アフリカ局長(Ms. Ahunna Eziakonwa, Assistant Secretary-General of the United Nations and Regional Director of the UNDP Regional Bureau for Africa (RBA))との間で、供与額5億円の無償資金協力「保健・栄養・医療のためのデジタルソリューション計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. ガーナでは、栄養不足、微量栄養素不足、過体重・肥満といった栄養不良の課題が依然としてあります。しかしながら医療サービスへのアクセス面では国内地方部と都市部との格差が大きく、効率的な保健サービスの提供と医療の質向上に向けて、保健のデジタル化は重要な課題の一つです。
  2. この協力は、ガーナ3州において、デジタルツールの供与及び医療従事者へのITスキル訓練を実施することにより、同国における医療サービスへのアクセス向上を通じた国民の健康増進を図り、もって同国の持続的かつ安定的な経済成長の促進に寄与するものです。
  3. 我が国は第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「UHC拡大とアフリカ健康構想」を実現するための取組として、「食と栄養のアフリカ・イニシアチブ(IFNA)」を通じて、保健の基礎となる栄養状態を改善することを表明しており、本件は同表明を具体化するものです。
(参考)ガーナ共和国基礎データ

 ガーナ共和国の国土面積は約23.9万平方キロメートル(日本の約3分の2)、人口は約3,042万人(2019年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約2,220米ドル(2019年、世界銀行)。


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