外務省・新着情報

令和3年10月27日

 10月27日(現地時間26日)、ニジェール共和国の首都ニアメにおいて、我が方、倉光秀彰駐ニジェール共和国日本国特命全権大使(コートジボワールにて兼轄)と先方ハスミ・マスドゥ・ニジェール共和国国務大臣、外務・協力大臣(H.E. Mr. HASSOUMI MASSOUDOU, Minister of State, Minister of Foreign Affairs and Cooperation of the Republic of Niger)との間で、供与額4億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ニジェールでは、国民の約8割が農業収入で生計を立てており、同国政府は営農地域のうち約27%を、治安悪化による国内避難民化及び流通活動の阻害から、食料不足危険地域に指定しています。また2021年の同国の弱者支援計画においては、フォローアップ対象の12,816村のうち3,909村が食料安全保障の点で危機的状態にあるとされています。
  2. この協力は、ニジェールの食料安全保障の改善及び開発課題の解決を図ることを目的として、同国の食料及び栄養が不足している人々に対し、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具現化するものです。
(参考)ニジェール共和国基礎データ

 ニジェール共和国の面積は約126.7万平方キロメートル(日本の約3.3倍)、人口は約2,421万人(2020年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は540米ドル(2020年、世界銀行)。


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