外務省・新着情報

令和3年11月1日

 11月1日(現地時間同日)、タジキスタン共和国の首都ドゥシャンベにおいて、我が方、宮下孝之駐タジキスタン共和国日本国特命全権大使と先方オサマ・マッカウィ国際連合児童基金(UNICEF)タジキスタン代表(Mr. Osama MAKKAWI, UNICEF Representative in Tajikistan)との間で、供与限度額3億700万円の無償資金協力「幼児期予防接種改善計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名及び交換が行われました。

  1. タジキスタン共和国では、保健医療をはじめとする基礎的社会サービス分野の整備が不十分であり、予防接種によって予防可能な麻疹、風疹等の小児感染症も依然として多く確認されています。タジキスタン共和国政府は、小児感染症の管理とワクチン接種の拡大を優先課題として取り組んでいますが、新型コロナウイルス感染症の影響による財政悪化もあり、必要なワクチンを十分に確保することができておらず、ワクチン接種による幼児の疾病予防が喫緊の課題となっています。
  2. この協力は、UNICEFとの連携の下、タジキスタン政府に幼児予防接種ワクチン及び関連機材を供与するとともに、幼児予防接種に関するモニタリング体制を強化するものです。この協力により、同国の幼児予防接種事業の実施を支援し、同国の母子保健を中心とした保健医療体制の向上を通じた基礎的社会サービスの向上に寄与することが期待されます。
(参考)タジキスタン共和国基礎データ

 タジキスタン共和国は、面積14.31万平方キロメートル(日本の約4割)、人口970万人(2019年:国連人口基金)、一人当たり国民総所得(GNI)は1,030米ドル(2019年、世界銀行)。


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