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令和3年11月8日
松野官房長官とラミレス・コロンビア副大統領との挨拶の様子
松野官房長官とラミレス・コロンビア副大統領との会談の様子

 11月8日、午前11時頃から約75分間、松野博一内閣官房長官は、マルタ・ルシア・ラミレス・ブランコ・コロンビア共和国副大統領兼外務大臣(Her Excellency Mrs. Marta Lucía Ramírez Blanco)と会談したところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭

 松野官房長官から、ラミレス副大統領兼外務大臣の訪日を歓迎しつつ、コロンビアは、自由、民主主義、人権及び法の支配等の基本的価値を共有する重要なパートナーである旨述べました。

2 二国間関係

(1)双方は、国際社会におけるパワーバランスの変化が加速化・複雑化している今こそ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・拡大のための一層の連携が必要である点で一致し、太平洋に面するコロンビアのみならず中南米においても「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現は重要であり、連携を広げていくべく協力していくことで一致しました。

(2)松野官房長官から、新型コロナウイルス関連を含む、コロンビアの国造りに資する日本の対コロンビア開発協力について言及し、ラミレス副大統領兼外務大臣から、日本の協力に対する謝意が述べられました。

(3)松野官房長官から、多くのベネズエラ避難民を受け入れているコロンビアの措置に敬意を表しつつ、これまでの我が国の対コロンビア及び周辺国支援につき説明した上で、今後も現場のニーズに沿った避難民関連の協力を行っていく旨述べたところ、ラミレス副大統領兼外務大臣から謝意が述べられました。

(4)双方は、日本とコロンビア間で交渉中の経済連携協定(EPA)に触れつつ、両国の経済連携の推進の重要性につき一致しました。

(5)ラミレス副大統領兼外務大臣から、大阪・関西万博への参加への高い関心が示されました。

3 地域情勢

 双方は、東アジア及び中南米の地域情勢に関し意見交換を行い、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。松野官房長官から、拉致問題の解決に向けた理解と協力を求め、ラミレス副大統領から支持を得ました。


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