外務省・新着情報

令和3年11月15日

 11月15日、午後5時35分から約35分間、岸田文雄内閣総理大臣は、エマニュエル・マクロン・フランス共和国大統領(H.E. Mr. Emmanuel Macron, President of the French Republic)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、「特別なパートナー」であるフランスとの関係を一層強固にするとともに、インド太平洋における極めて重要なパートナーとして「自由で開かれたインド太平洋」に向け連携を強化していきたいと述べました。これに対し、マクロン大統領から、岸田総理大臣の就任に祝意を表するとともに、日仏関係強化のため岸田総理大臣と協力していきたい旨述べました。
  2. 両首脳は、本年5月のフランス練習艦隊「ジャンヌ・ダルク」の日本寄港など、両国の安全保障・防衛協力が近年飛躍的に深化していることを歓迎し、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。また、岸田総理大臣は、EUのインド太平洋戦略策定におけるフランスの主導的役割を高く評価し、明年前半のEU議長国であるフランスとの連携を通じ、日EU間の協力も一層深化させたい旨述べました。
  3. 両首脳は、新型コロナ、気候変動、アフリカ開発といった地球規模課題についても意見交換をしました。マクロン大統領は、COP26で岸田総理大臣が表明した世界の脱炭素化社会の実現に向けた日本の追加資金を含む貢献を高く評価しました。
  4. 両首脳は、中国や北朝鮮等の地域情勢についても意見交換を行いました。その中で、両首脳は、拉致問題を含む北朝鮮への対応で、引き続き連携していくことを確認しました。

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