外務省・新着情報

令和3年11月17日

 11月16日(現地時間同日)、ベナン共和国の首都コトヌにおいて、我が方、津川貴久駐ベナン共和国日本国特命全権大使と先方オレリアン・アベノンシ外務・協力大臣(H.E. Mr. Aurélien AGBENONCI, Minister of Foreign Affairs and Cooperation, the Republic of Benin)との間で、供与限度額を32.18億円とする無償資金協力「クフォ県及びプラトー県における飲料水供給システム強化計画」に関する書簡の交換が行われました。

  1. ベナンは、安全な水へのアクセスを確保し、給水率100%を達成することを重点目標の一つとし、全国で給水施設の整備を進めています。本事業の対象地域であるクフォ県及びプラトー県の給水率は全国平均と比較して低い水準にとどまっており、特に近年では、都市部の人口増加に伴い、水需要が増加し、両県の都市部における給水事情は悪化し、更なる給水量の確保が急務となっています。
  2. この協力は、クフォ県及びプラトー県の主要都市において、新規水源の開発及び配水管、高架水槽等の給水施設を建設することにより、当該地域における給水量の増大を図り、もって対象地域における水因性疾患の減少、住民の生活環境改善及び水汲み労働の軽減に寄与するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具現化するものです。
(参考)ベナン共和国基礎データ

 ベナン共和国の面積は約11万平方キロメートル(日本の約3分の1)、人口は1,210万人(2020年、世界銀行)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は1,280米ドル(2020年、世界銀行)。


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