外務省・新着情報

令和3年11月17日

 11月17日、午後2時40分から約20分間、松野博一内閣官房長官は、訪日中のキャサリン・タイ通商代表(H.E. Ambassador Katherine Tai, United States Trade Representative)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、松野官房長官から、タイ通商代表の就任後初の来日を歓迎するとともに、今次訪日は強固な日米同盟及びインド太平洋地域に対する米国のコミットメントを示す上で重要であり、日米が直面する経済面の諸課題にタイ通商代表と協力して取り組み、国際社会の平和と繁栄に貢献していきたい旨述べました。これに対し、タイ通商代表から、バイデン大統領とハリス副大統領から岸田総理大臣を始めとする日本政府関係者によろしくお伝えいただきたいと述べた上で、日本は米国にとって最も重要な同盟国であり、日本と緊密に協力していきたく、今回、アジア訪問を日本から始めたとの発言がありました。
  2. また、松野官房長官から「新しい資本主義」及び4月の日米首脳会談の際に立ち上げた日米コア・パートナーシップに言及しつつ、日米両国の競争力と強靱性の強化のため協力していきたい旨述べました。タイ通商代表からは「新しい資本主義」への支持と米国通商代表部としての協力の意向が示されるとともに、米国の労働者中心の通商政策についての説明がありました。また、タイ通商代表とは、インド太平洋地域における国際秩序についても建設的な議論を行いました。
  3. さらに、松野官房長官から北朝鮮による拉致問題について米国の引き続きの理解と協力を求めたのに対し、タイ通商代表から本件への理解が示されました。

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