外務省・新着情報

令和3年11月18日

 11月17日(現地時間)、米国のワシントンDCにおいて、森健良外務事務次官は、ウェンディ・シャーマン米国務副長官(Ambassador Wendy R. Sherman, Deputy Secretary of State of the United States)、崔鍾建(チェ・ジョンゴン)韓国外交部第一次官との間で日米韓次官協議を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 総論
    三者は、それぞれの二国間関係に関する問題は日米韓次官協議とは別の場で協議することを前提に、日米韓三か国が、引き続き重層的な意思疎通を図っていくことの重要性を改めて確認しました。
  2. 北朝鮮への対応
    三者は、北朝鮮が核・ミサイル活動を活発化させていることについて懸念を共有した上で、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、引き続き日米韓で緊密に連携することで一致しました。また、関連する安保理決議の完全な履行の重要性について、改めて確認しました。森次官から、シャーマン国務副長官及び崔第一次官に対して、拉致問題について、引き続きの理解と協力を求め、改めて支持を得ました。
  3. 地域情勢及びグローバル協力
    三者は、東シナ海及び南シナ海における中国の行動、ミャンマー情勢といった地域情勢や、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取組についても意見交換を行いました。また、気候変動、新型コロナウイルスへの対応を始めとする国際保健といったグローバルな課題についても意見交換を行いました。

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