外務省・新着情報

令和3年11月18日

 11月18日、午後6時45分から約15分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ジョコ・ウィドド・インドネシア共和国大統領(H.E. Mr. Joko Widodo, President of the Republic of Indonesia)と首脳電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、ジョコ大統領と緊密な関係を築いていきたい旨述べました。これに対して、ジョコ大統領より、岸田総理大臣就任への祝意を述べるとともに、日本との関係を更に発展させていきたい旨述べました。
  2. 岸田総理大臣から、「自由で開かれたインド太平洋」と「インド太平洋に関するASEANアウトルック」の実現に向け、スールー・セレベス海等周辺地域を含め、インドネシアと協力を進めていきたい、また、インフラ開発、人材育成、海上保安、新型コロナ対策等の分野でも連携したい旨述べました。これに対して、ジョコ大統領から、両国の連携を一層強化していきたい旨述べました。
  3. 両首脳は、地域情勢についても意見を交わし、岸田総理大臣から東シナ海・南シナ海における一方的な現状変更の試みについて、強く反対する旨述べました。また、両首脳は北朝鮮情勢についても意見交換し、その中で、岸田総理大臣から拉致問題について理解と協力を求めました。
  4. 岸田総理大臣は、ミャンマー情勢について、ASEANの取組を後押しする考えを伝えました。
  5. 両首脳は、インドネシアが2022年にG20議長国、日ASEAN友好協力50周年となる2023年にASEAN議長国を務めることを踏まえ、今後とも緊密に連携していくことを確認しました。

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