外務省・新着情報

令和3年11月26日

 11月26日(現地時間同日)、モルドバ共和国の首都キシニョフにおいて、我が方、片山芳宏駐モルドバ共和国日本国特命全権大使と先方アナ・レベンコ内務大臣(H.E. Ms. Ana REVENCO, Minister of Internal Affairs of the Republic of Moldova)との間で、無償資金協力「消防機材整備計画」(供与限度額15.49億円)に関する書簡の交換が行われました。

  1. モルドバ共和国では、消防車両は消火活動に加え、洪水等の自然災害時や交通事故の救急救命を目的として使用されていますが、車両数の不足と現車両の老朽化により、適切な消火・救助活動を行うことができず、災害時の被害規模を拡大させる要因となっています。
  2. 本計画では、首都キシニョフ市、第二の都市バルツィ市、カフール県、ウンゲニ県、オルヘイ県において、水槽付消防ポンプ車、はしご車等の整備に加え、安全管理及び消防技術の指導等の支援を行います。
  3. 今般の協力により、消防・救助活動能力の向上が図られ、モルドバ国民に対する公共サービス環境が改善されることが期待されます。
(参考)モルドバ共和国基礎データ

 モルドバ共和国の面積は3万3,843平方キロメートル(九州よりやや小さい)、人口は約266万人、1人当たりの国民総所得(GNI)は3,930米ドル(2019年、世界銀行)。


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