外務省・新着情報
令和3年12月1日
12月1日、午前10時から20分間、林芳正外務大臣は、ビビアン・バラクリシュナン・シンガポール共和国外務大臣（H.E. Dr. Vivian Balakrishnan, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Singapore）と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、バラクリシュナン大臣とのこれまでの接点に触れつつ、緊密な関係を築いていきたい旨述べました。これに対し、バラクリシュナン大臣から、林大臣の就任に対し祝意が述べられました。
- 林大臣から、グリーン、デジタル、第三国インフラ、安全保障などの分野における協力を一層強化していきたい、また、新型コロナ対策における連携を強化していきたい旨述べました。これに対して、バラクリシュナン大臣から、全ての点について日本と緊密に連携していきたいと述べるとともに、TPP11を含め、自由貿易推進のための日本のリーダーシップを高く評価する旨述べました。
- 両大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」と「インド太平洋に関するASEANアウトルック」の実現に向け協力を進めていくことを確認しました。
- 両大臣は、地域情勢についても意見を交わし、林大臣から東シナ海・南シナ海における一方的な現状変更の試みについて、強く反対する旨述べました。また、両大臣は、北朝鮮の核・ミサイル活動を含め、北朝鮮情勢についても意見交換し、拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。