外務省・新着情報

令和3年12月2日

 12月1日(現地時間同日)、カメルーン共和国の首都ヤウンデにおいて、我が方、池田潔彦在チャド共和国日本国臨時代理大使(カメルーンにて兼轄)と先方ジャック・ボワイエ国際連合児童基金(UNICEF)チャド事務所長(Mr. Jacques BOYER, UNICEF Representative to the Republic of Chad)との間で、供与額1.48億円の無償資金協力「予防接種のためのコールドチェーン整備計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. チャドにおける2020年の5歳未満児死亡率は、出生1,000人あたり116人であり、同国は世界の中でも子どもの死亡率が非常に高い国の一つとなっています。ワクチン未接種の多くの子どもが麻疹やポリオなど一般的な感染症罹患によって死亡していることから、予防接種率向上に向けて、引き続き国際的な取組が必要とされています。
  2. この協力は、チャド政府の要請を踏まえ、UNICEFを通じて予防接種のためのコールドチェーンを整備することにより、予防接種体制の構築を図り、同国の基礎的社会サービスへのアクセス及び質の向上に寄与するものです。
  3. 我が国は、TICAD7において、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)拡大とアフリカ健康構想の推進を表明しており、この協力は同表明を具現化するものです。
(参考)チャド共和国基礎データ

 チャド共和国の面積は約128.4万平方キロメートル(日本の約3.4倍)、人口は約1,643万人(2020年、世界銀行)、一人当たりGNI(国民総所得)は660米ドル(2020年、世界銀行)。


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