外務省・新着情報

令和3年12月2日

 12月1日、林芳正外務大臣の寄稿が、世界で最も評価が高い医学雑誌のひとつであるランセット誌に掲載されました。これは、12月7日から8日に開催予定の東京栄養サミット2021に先立ち、世界の栄養改善や国際保健に貢献していくとの日本の決意を示したものです。
 寄稿の要旨は以下の通りです。

  1. 栄養は、人々の健康と福祉の基礎であるとともに、持続可能な開発及び経済成長の基盤である。
  2. 栄養不良への取組は、持続可能な開発に向けた極めて重要な課題である。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴う栄養不良の急増、食料システムに対する気候変動の影響といった複雑な問題に直面する中、健康かつ持続可能な食を通じた栄養不良への取組の重要性や緊急性が一層高まっている。
  3. 東京栄養サミットでは、低栄養と過栄養の栄養不良の二重負荷を含む、あらゆる形態の栄養不良に対応し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成を目指す。
  4. 世界で最も長寿の国の一つであり、経済成長を遂げる以前から栄養改善への投資を開始した経験を有する日本は、誰一人取り残さない人間の安全保障の理念のもと、栄養改善に向けて国際的なコミットメントを促していく。
[参考]寄稿文(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文仮訳(PDF)別ウィンドウで開く

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