外務省・新着情報

令和3年12月2日

 12月2日、午後3時から約30分間、林芳正外務大臣は、サイフディン・アブドゥッラー・マレーシア外務大臣(H.E. Dato’ Saifuddin bin Abdullah, Minister of Foreign Affairs of Malaysia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、この会談を機に緊密な関係を築いていきたい旨述べました。これに対し、サイフディン大臣から、林大臣の就任に対し祝意が述べられました。
  2. 林大臣から、来年の日マレーシア外交関係開設65周年及びマレーシアの東方政策40周年を二国間関係の更なる発展の契機とし、新型コロナ対策、安全保障、海上保安、筑波大学分校開校等について協力を推進したい旨述べました。これに対して、サイフディン大臣から、日本の様々な協力に謝意を表明しつつ、来年の節目の年に向けて両国の協力を一層強化していきたい旨述べました。
  3. 両大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」と「インド太平洋に関するASEANアウトルック」の実現に向け、スールー・セレベス海とその周辺地域を含め、具体的な協力を進めていくことを確認しました。
  4. 両大臣は、地域情勢についても意見を交わし、林大臣から東シナ海・南シナ海における一方的な現状変更の試みについて、強く反対する旨述べました。また、両大臣は、核・ミサイル活動を含め、北朝鮮情勢についても意見交換し、林大臣から、拉致問題について理解と協力を求めました。
  5. 林大臣から、ミャンマー情勢について、ASEANの取組を後押しする考えを伝えました。

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