外務省・新着情報

令和3年12月2日

 12月2日、午後4時45分から約35分間、林芳正外務大臣は、ホセイン・アミール・アブドラヒアン・イラン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Dr. Hossein Amir Abdollahian, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Iran)との間で電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、日・イランの伝統的友好関係を幅広い分野で一層強化及び拡大すべく、アミール・アブドラヒアン外相と協力していきたい旨述べました。これに対し、アミール・アブドラヒアン外相から、林大臣の就任に対し祝意を述べた上で、歴史ある日・イラン関係を一層深化していきたい旨述べました。
  2. 双方は、現在ウィーンで開催されている交渉を含むイラン核合意をめぐる最新の情勢を踏まえ、率直な意見交換を行いました。林大臣から、核合意を一貫して支持してきた日本の立場に基づき、イランが早期の核合意復帰に向けて真剣に取り組むよう求めるとともに、IAEAと即座にかつ完全に協力するよう強く働きかけました。これに対し、アミール・アブドラヒアン外相から、イラン政府の立場について説明があり、双方は、引き続き緊密な意思疎通を継続していくことで一致しました。
  3. 双方は、アフガニスタンを含む地域情勢についても意見交換を行い、その中でアフガニスタンの平和と安定の実現に向けて、今後も協力して取り組んでいくことを確認しました。

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